ここではあしが動きやすくなるセッティングを紹介します。ツインペダルを使っています。
⭐️普通のセッティング
まず、普通のセッティングから見ていきましょう。スタジオやライブハウスなどでよく見かけるセッティングです。このセッティングはプロからアマチュアまで多くのドラマーが採用してしまっています。普通のセッティングですから、無意識にこの状態に慣れてしまっているドラマーは実に多いと思います。
実はこのペダルの位置だとあしが動きにくい状態におちいります。
ただし、あしの重さをペダルに伝えやすいので、ゆっくり動くだけで、スピードをまったく必要としないなら、逆に踏みやすいと感じる方も多いでしょう。これがセッティングの誤解を生む大きな原因だといえます。

⭐️ あしが動きやすくなるセッティング
こちらはあしが動きやすくなるセッティングです。特徴的なのは、ツインペダルのシャフトが完全にフラットになっている事です。このセッティングでは、足首の動きが良くなるという効果があり、それがあし全体を動きやすくするという効果があります。

⭐️2つのセッティングの違い
上が普通のセッティングで下が脚が動きやすくなるセッティングです。ツインペダルをこのように完全にフラットにセッティングすると、誰でも必ずあしが動きやすくなります。たとえ自覚症状がなく、あまり動きやすさを感じない人がいたとしても、騙されたと思ってそのまま続けてほしいのです。効果を数年後に感じる方もいます。
メタルドラマーの多くが完全にフラットになっているツインペダルで演奏しているという事実をご存知でしょうか?あしを高速で動かす事にとても長けている人達が、そろってこの位置でセッティングをしているという事が何を意味するかと考えてほしいのです。それはもちろんあしが速く動かせるという事であり、それはそのままあしが動きやすいという事を意味しているのです。「私はメタルドラマーではないから関係ないかな」と考えないでほしいのです。これは、すべてのドラマーにいえる事なのです。

ツインペダルだけではなく、ハイハットのペダルもツインペダルの左と同じように配置すると、右あしも、左あしも両方動きやすくなります。
⭐️なぜこのセッティングで脚が動きやすくなるのか?
では、なぜこのセッティングで、誰でも必ずあしが動きやすくなるのでしょうか?
これは私達のあしの構造に関係があります。足首と股関節は連携していて、足首が動きやすくなると股関節も動きやすくなり、足首が動きにくくなると股関節も動きにくくなります。さらに、私達の足首は上下運動よりも斜めの運動の方が素早く動くという特徴があります。同じ速さであるなら、素早く動く方が楽に動くという事になります。つまり、言い換えるなら足首は上下運動よりも、斜めの運動の方が楽に動く事になります。
楽に動くようになるセッティングでは、足首が斜めの運動を利用できるため、足首が動きやすくなり、すると股関節も動きやすくなっていき、結果的にあし全体が楽に動くようになっていくわけです。
普通のセッティングではあしが動きにくい状態におちいります。残念ながらこれは、打楽器の常識になってしまっているので、かなかな気づけないドラマーの方は多いと思いますし、もしかすると、動きにくいというこのセッティングに慣れてしまって、かえってその方が「しっくりくる」と感じてしまう可能性も大いにあります。それは動きにくい方が扱いに慣れてしまって、動きやすい方を扱いにくく感じているのだと思います。扱いにくいのと動きやすいのは全く別物です。ぜひ動きやすいセッティングを身体に慣れさせて、効果を感じてほしいです。