リズムをゼロから考え直す

1. 「楽典や教則本のリズム、これで本当に大丈夫?」

多くの教則本や楽典では、リズムは「音符の長さ」や「音の並び」で決まると書かれています。でも、本当にそれだけでリズムを感じられるでしょうか?

実は、この考え方には大きな誤解があります。リズムは 音そのものではなく、音をどう配置して感じるか によって成立するのです。

2. 同じ音でもリズムは変わる

例えば、同じドラムの音でも、叩くタイミングや意識の置き方で全く違ったリズムに聴こえます。

  • メトロノームの音を「普通の8分音符」として聴く場合
  • 同じ音を「2拍3連」として捉える場合どちらも音は同じですが、聴こえるリズムの感覚はまったく違います。

 

これを体験すると、「リズムは音の長さだけで決まらない」ということが実感できます。

3. リズムの本当の正体

リズムは、拍や目盛りに対する音の配置・意識の仕方によって生まれます。

音符の形や長さは参考になりますが、それだけでは正確なリズムを理解することはできません。

つまり、リズムの主役は 音そのものではなく、私たちの意識 なのです。

4. 自分でリズムを感じる体験を

ホームページ上の音源や動画で、ぜひ体験してみてください。

  • 同じ音でも、タイミングの意識を変えるとリズムの印象が変わる
  • どの位置に意識を置くかで「グルーヴ」「フィール」が生まれる

 

これにより、リズムが「ただの音符の並び」ではなく、生きた時間感覚であることが理解できます。

多くの教則本や楽典では、リズムは「音符の長さ」や「音の並び」で決まると書かれています。でも、本当にそれだけでリズムを感じられるでしょうか?

実は、この考え方には大きな誤解があります。リズムは 音そのものではなく、音をどう配置して感じるか によって成立するのです。

5. だから私はリズムを再定義しました ― リズムの3要素

従来の教則本の定義にとらわれず、リズムを 「リズムの3要素」 として捉え直しました:

  • 拍(beat):精神的に等間隔に感じられる時間意識の中心
  • 目盛り(pulse):リズムを測るための時間的物差し
  • 音(sound):空気の振動による現象。リズムの決定要素ではない
 

この「リズムの3要素」の考え方により、リズムの本質を正確に捉え、演奏や指導に活かすことが可能になります。